
- 初心者でも3Dアバターを作ってみたい
- VRoid StudioでVRやVTuberを体験したい
- VRoid Studioを起動してみたけど使い方が分からない
VRoid Studioは、デザイン知識がない初心者でも簡単に3Dモデルを作成できるソフトです。
アバターは、VRやVTuberにおいてアイデンティティとなるもの。
せっかくならオリジナルアバターで活動したいですよね。
知識がないのに自作するのはハードル高いよ…


VRoid Studioならゲームみたいにアバターを作れるから大丈夫!
本記事では、VRoid Studioの基本的な使い方から動かし方まで詳しく解説しています。
「初心者がアバターを完成させる」ことに重点を置いて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
VRoid Studio(ブイロイドスタジオ)とは

VRoid Studio(ブイロイドスタジオ)とは、pixiv社が提供している3Dモデル作成ソフトです。
無料でダウンロードできる上に初心者でも簡単にアバターを作れるため、多くのVRユーザーやVTuberに利用されています。
作成したアバターをVRM形式でアップロードできるのも人気ポイントです。
ポイント
VRMとは3Dアバターのファイルフォーマットです。VRMを利用することで1つのアバターを複数プラットフォームで使い回せるようになります。
VRoid Studioのダウンロード方法
VRoid Stuidoは、PCで利用できるフリーソフトです。
β版と正式版がありますが、これから利用するなら正式版をダウンロードしましょう。
ポイント
最新版にアップデートしたい場合は、旧バージョンをアンインストールした後に同じ手順でダウンロードしてください。
旧バージョンをそのまま放置しておくと容量を圧迫するので注意しましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
1.公式サイトからファイルをダウンロード

「VRoid公式サイト」からVRoid Studioのファイルをダウンロードします。
推奨スペックは以下の通りです。
Windows | Mac | |
---|---|---|
対応OS | Windows8.1/10/11 | macOS 11 |
CPU | Intel Core i5 第6世代以降 AMD Ryzen 5 第3世代以降 | Intel Core i5 第6世代以降 |
メモリ | 8GB RAM | 8GB RAM |
グラフィック | Intel Iris Graphics540以上 | なし |
ストレージ | 10GB分の空き容量 | 10GB分の空き容量 |
Windows、Macどちらのバージョンもリリースされています。
macOSの場合は、2015年以降に発売されたモデルを推奨しているので、目安として覚えておきましょう。
2.セットアップしてインストール

ダウンロードしたファイルを開くとセットアップ画面が立ち上がります。
インストール先を指定して「次へ」を押してください。

「デスクトップアイコンに表示」にチェックを入れておくと探す手間が省けて便利だよ!
3.起動確認
ダウンロードが完了したら、アイコンをクリックして起動できるか確認してください。
正常に起動できない場合は、アンインストールして再度ダウンロードしてみましょう。
VRoid Studio初心者向け基本操作3選

VRoid Studioでは、ゲームのキャラクタークリエイトのような感覚で3Dモデルを作成できます。
直感的に操作できますが、基本となる編集方法を理解していないと作業が行き詰まりやすいので注意してください。
以下の3つを覚えておけば最低限の編集ができるようになります。
- プリセット選択
- パラメーター調整
- カラー指定
VRoid Studioでは、パーツごとに上記3点を繰り返してアバターを作成します。
細かく解説するので参考にしてください。
1.プリセット選択

VRoid Studioには、豊富なプリセットが用意されています。
プリセットとはテンプレートのようなもので、すでに調整されているパーツのことを指します。
VRoid Studioが初心者向きとされている要因の1つが、豊富なプリセットから基本となる型を選べることです。
顔パーツや髪型、衣装まで様々なプリセットが用意されているため、まずは好みのパーツを選んでください。
2.パラメーター調整

VRoid Studioでは、赤枠のパラメーターを調整するだけで各パーツをを微調整できます。
パラメーターの調整方法は以下の2パターンです。
- スライダーで調整
- 数値を入力
大まかな調整はスライダー、細かい調整には数値入力を使うのがおすすめです。
数値入力ではスライダー外の範囲まで指定できるため、スライダーでは物足りない場合やマイナス方向に調整したい場合は利用してみてください。
3.カラー指定

髪や肌、服の色を変えたい場合は、パーツを指定した後、画面右の「カラー」から調整してください。
カラー指定の方法は以下の3パターンです。
カラーパレット | 実際の色を見ながら視覚的に調整 |
カラーピッカー | 指定の場所から色をコピー |
カラーコード | RGB値を入力 |
視覚的に調整しやすいのはカラーパレットです。
カラーピッカーやカラーコードならお気に入りの色を指定できるため、慣れてきたら利用してみてください。
VRoid Studioで3Dモデルを作成する手順
VRoid Studioで3Dモデルを作成する手順は以下の通りです。
- 「新規作成」を押して性別を選択
- 顔の編集
- 髪型の編集
- 体型の編集
- 衣装の編集
- アクセサリーの編集
- 保存してエクスポート
ここでは、なるべく簡単にアバター作成する方法を紹介します。
公式のチュートリアル動画も添付しておくので、あわせて参考にしてください。
1.「新規作成」を押して性別を選択

VRoid Studioを起動すると上記画面になります。
「新規作成」を押すと性別の選択画面が表示されるので、男女どちらかを選んでください。
ポイント
0から作るのが難しい場合は、サンプルモデルを改変していくのもおすすめです。
サンプルモデルは条件付きで改変や商用利用が認められているため、規約を守って有効活用しましょう。
2.顔の編集

すでに紹介しましたが、VRoid Studioではプリセット選択とパラメータ調整を交互に繰り返してアバターを作成します。
最初に顔全体のプリセットを選んだら、瞳や鼻、眉毛といった細かいパーツを設定していきましょう。
ポイント
顔の太さは、体型カテゴリ「頭の横幅」から調整できます。
実際にスライダーを動かしながら変化を確かめてみてください。
3.髪型の編集

プリセットからベースとなる髪型を選んで編集します。
髪型を自作する方法もありますが、初心者には少し難しいためここでは割愛します。
細かく調整したい場合は、以下の動画を参考にしてください。
4.体型の編集

体型の編集では、身長や手足の長さ、肌の色を設定できます。
同様にパラメータやカラーを調整してください。
5.衣装の編集

VRoid Studioでは、パーツごとに多くの衣装が用意されています。
操作に慣れていない場合は、全身セットを選んでから調整していくのがおすすめです。
ポイント
正式版から重ね着機能が追加されたため、スライダーだけではうまく調整できない場合があります。
たとえば、ブレザーとワイシャツのように2つのレイヤーが設定されている場合は以下の手順で編集してください。
- 衣装を選んで「テクスチャを編集」をクリック
- レイヤーが2つある場合は別々に表示されるため個別に編集
6.アクセサリーの編集

最後にアクセサリーを編集します。
バージョン1.7.0で使用できるアクセサリーは以下の3つです。
- メガネ
- ケモミミ
- ウサミミ
ケモミミやウサミミを選択するだけでは、人間の耳が残ったままになってしまいます。
そのままではかなり不気味なので、以下の手順で人間の耳を削除しましょう。
- 顔編集タブから「肌」を選択
- 「耳を消す」というパラメーターを探して値をマイナスに変更
7.保存してエクスポート

アバターが完成したら、画面右上の出力アイコンをクリックしてエクスポートします。
VRoid Studioの出力先は以下の通りです。
- VRMファイルとして保存
- VRoid Hubへアップロード
- 3Dプリンター向けエクスポート
VRoid StudioからVRMファイルを保存する際に、商用利用や改変といったアバター権限を設定できます。
作成途中の場合は、右上の三本線から保存しておけばスタート画面から編集を再開できるので覚えておきましょう。
初心者がVRoid Studioでプロっぽいアバター作成する方法

0からアバターを作るのが難しい方は、VRoid Studioのインポート機能を使うのがおすすめです。
すでに完成している素材を使うことで、デザイン知識がなくても自由にオリジナルアバターを作れるようになります。
具体的には、以下2つの方法がおすすめです。
- BOOTHで販売されているパーツを組み合わせる
- VRoid Hubのアバターを改変する
詳しく解説します。
BOOTH素材でアバターを作成する方法
BOOTHでは、多くのオリジナルアバターやパーツ素材が販売もしくは無料配布されています。
実際にプロが作成した素材がたくさんあるため、組み合わせるだけで本格的なアバターが完成します。
出品者ごとにパーツ素材の利用規約が定められているので、必ずチェックしておきましょう。
VRoid Hubのアバターを改変する方法
VRoid Hubは、ほかのユーザーがVRoid Studioで作成したアバターやパーツがアップロードされているサービスです。
閲覧だけのアバターや素材もありますが、BOOTHの販売ページが添付されている場合もあります。
改変できるアバターもアップロードされているため、モデル作成の参考にしてください。
まとめ:VRoid Studioは初心者向けの3Dモデル作成ソフト
本記事では、VRoid Studioの基本操作から具体的なアバター作成手順まで詳しく紹介しました。
VRoid Studioは直感的な操作だけで3Dモデルを作成できるため、知識やスキルがない初心者の方でも簡単にアバターを入手できます。
最後に、アバター作成の基本操作を添付します。
- プリセット選択
- パラメーター調整
- カラー指定
実際の流れは、ゲームのキャラクター設定のようにパラメーターを細かく設定するだけです。
無料でダウンロードできる上に、VTuberやVR用のアバターとしてアップロードできるので、ぜひ利用してみてください。